2026/10/27 14:55

結論:コンブチャは、お茶を発酵させてつくる飲みものです。昆布は入っていません。
名前が似ているだけで、昆布茶とは原料も作り方も味もまったく違います。
試飲会やマルシェで、いちばん多くいただく質問が「コンブチャって、昆布茶ですか?」です。この記事では、その違いをできるだけやさしくまとめました。
■ この記事でわかること
・コンブチャと昆布茶の違い(比較)
・コンブチャがどんな飲みものか
・「昆布茶」と同じ名前で呼ばれている理由
・長野・飯山でつくるコンブチャ「Kibuncha(気分茶)」のこと
■ コンブチャと昆布茶は、何が違うの?
原料・作り方・味・飲む温度が、すべて違います。共通しているのは名前の読み方だけです。
【原料】
コンブチャ:お茶(紅茶・緑茶・ハーブティーなど)と砂糖
昆布茶:昆布
【作り方】
コンブチャ:酵母と酢酸菌で、数週間かけて発酵させる
昆布茶:粉末や刻んだ昆布にお湯を注ぐ
【味】
コンブチャ:甘酸っぱい・すっきり
昆布茶:塩気とうまみ
【飲む温度】
コンブチャ:冷やして
昆布茶:温かくして
【見た目】
コンブチャ:琥珀色で、ごく弱い炭酸があるものが多い
昆布茶:薄い黄色〜緑がかった色
【昆布】
コンブチャ:入っていない
昆布茶:入っている

ひとことで言うと、昆布茶は「だし」に近い飲みもの、コンブチャは「お茶の発酵ドリンク」です。
■ コンブチャって、どんな飲みもの?
甘くしたお茶を、酵母と酢酸菌の力でゆっくり発酵させた飲みものです。
つくり方の流れは、次のとおりです。
1. お茶を淹れて、砂糖を溶かす
2. 「スコビー」と呼ばれる発酵のもとを入れる
3. 数週間おいて、ゆっくり発酵させる
4. 瓶に詰める

スコビー(SCOBY)は、酵母と酢酸菌が集まってできた、ぷるんとした円盤のようなものです。発酵が進むと、このスコビーのはたらきで、甘かったお茶にすっきりとした酸味が生まれます。コンブチャ特有の甘酸っぱさは、この発酵から生まれています。
海外ではカフェやスーパーで普通に並んでいる飲みもので、紅茶や緑茶をベースにしたものが一般的です。
■ なぜ「昆布茶」と同じ名前なの?
はっきりとした由来はわかっておらず、いくつかの説があります。
【昆布と勘違いされた説】
英語を話す人たちが、スコビーのぷるんとした膜を昆布(海藻)に見立てた、あるいは日本の「昆布茶」と混同した、という説。アメリカの辞書『The American Heritage Dictionary』もこの可能性を挙げています。
【ほかの言葉がなまった説】
別の言葉がなまって「コンブチャ」になった、という説もあります。
つまり、海外で「Kombucha(コンブチャ)」と呼ばれるようになった名前が、日本に逆輸入されたというわけです。
◆「紅茶キノコ」なら知っている、という方へ
日本では1970年代に、コンブチャが「紅茶キノコ」という名前で流行しました。発酵中に浮かぶスコビーが、キノコのかさのように見えたことからついた呼び名です。
「紅茶キノコ」と「コンブチャ」は、同じ仲間の飲みものです。
■ Kibunchaは、どんなコンブチャ?

Kibuncha(気分茶)は、長野・飯山で、有機ルイボス茶をベースに小さく仕込んでいるコンブチャです。
コンブチャは紅茶でつくるのが一般的ですが、Kibunchaはルイボスで仕込んでいます。そのため、カフェインは含みません。
◆ Kibunchaの特徴

・ベースのお茶:有機ルイボス茶
・カフェイン:含みません
・原材料:スコビー菌株、ビートグラニュー糖、有機ルイボス茶(この3つだけ)
・味:梅ジュースやしそジュースに近い、すっきりとした甘酸っぱさ
・炭酸:微炭酸(ごく弱め)
・つくり方:非加熱。家族で、少しずつ仕込んでいます
・内容量・価格:330ml / 853円(税込)
・保存:要冷蔵(10℃以下)。賞味期限は製造から90日
・つくっている場所:長野県飯山市
◆ 飲んだ方の声
初めての方からは、飲む前によくこう聞かれます。
・「コンブチャって何?昆布茶?」
・「酸っぱいのは苦手だけど……」
では、飲んだあとはどうだったのか。2026年8月に飯山で開いた試飲会と、10月の「産業フェア in 信州」で、試飲した方にアンケートに答えていただきました。
・酸味は、83%の方が「ちょうどいい」
・甘さは、94%の方が「ちょうどいい」
・「また飲みたいか」を5段階で聞くと、94%の方が4以上(5が61%、4が33%)。平均は約4.6
10月の回答者うち半数以上は、その日にはじめてコンブチャを飲んだ方でした。その中にも、酸味が「強すぎる」と答えた方はいません。「酸っぱいのは苦手」と心配していた方にも、甘酸っぱさがちょうどよく感じられたようです。
アンケートに書いていただいたひとこと(掲載のお許しをいただいています)
・「美味しかったです!」
・「楽しいです。」
※2回の試飲会の回答をまとめた数字です。これからも試飲会のたびに、みなさんの声を集めていきます。
◆「気分茶」という名前
Kibunchaの名前は、「気分」と「茶」を組み合わせたものです。飲む人の一日にそっと寄り添う一本に、という願いを込めました。
■ よくある質問
Q. 昆布の味はしますか?
A. しません。昆布は使っていません。味は、梅ジュースやしそジュースに近い甘酸っぱさです。
Q. 紅茶キノコと同じものですか?
A. 同じ仲間の飲みものです。日本では1970年代に「紅茶キノコ」の名前で流行しました。Kibunchaは紅茶ではなく、ルイボスで仕込んでいます。
Q. 温めて飲めますか?
A. 冷やしてお飲みください。Kibunchaは非加熱でつくっている要冷蔵の商品です。よく冷やすと、すっきりとした味わいになります。
Q. カフェインは入っていますか?
A. 入っていません。カフェインを含まないルイボスで仕込んでいるためです。
Q. どこで買えますか?
A. オンラインショップと、飯山周辺の取扱店で買えます。取扱店は「取扱店・出店情報」のページでご案内しています。
■ まとめ
コンブチャ:お茶の発酵ドリンク。味は甘酸っぱい
昆布茶:昆布のお茶。味は塩気とうまみ
・コンブチャは、お茶を発酵させた飲みもの。昆布は入っていません
・名前が似ているのは、海外で昆布茶と混同されたため、という説が有力です
・日本では昔、「紅茶キノコ」と呼ばれていました
・Kibunchaは、長野・飯山でルイボスを使って仕込む、カフェインを含まないコンブチャです
「どんな味か、一度試してみたい」という方は、まずは1本からどうぞ。
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■ この記事を書いた人
金 重伸(Earth Tone)
長野県飯山市で、コンブチャ「Kibuncha(気分茶)」を家族でつくっています。
参考
The American Heritage Dictionary of the English Language,「kombucha」の項(名前の由来の説)
